12月といえばクリスマス。
いくつになったって何だかワクワクします。
クリスマスは特別な日。プレゼント、おいしいご馳走やお菓子がとても楽しみでした。
今回はクリスマスにちなんだお菓子をご紹介します。
ただただご紹介するのもつまらない。ということで自分で作って紹介しよう!
と、思いついてしまいました。
とは言えどうしたものかなと思っていたところ、偶然の巡り合わせであるワークショップを見つけて
すぐに連絡して予約をしました。
ワークショップの内容は
「フィンランドのクリスマス伝統菓子 ヨウルトルットゥを作る」
訪れたのは「Keitto Ruokala(ケイットルオカラ)」
そもそもヨウルトルットゥって何?
聞きなれないですよね。
Joulutorttu(ヨウルトルットゥ)
Jouluはクリスマス、torttu(トルットゥ)はパイやタルト
クリスマスのパイと言う直球のネーミングです。
店内は柔らかい光に包まれた居心地のいい空間、スタッフの方も朗らかでアットホームな雰囲気。
お客さんもみんなニコニコして、何だか楽しそう。
席に着きしばらくすると、ワークショップがスタート。
講師はフィンランド出身のタリヤさん。
フィンランドで有名なカフェ「カフェエスプラナーディ」でベーカーとして働いていたそうです。
正直なところ、勢いで参加したものの不器用な私にできるのだろうかと不安いっぱい。
いざ始まってみると、ベースのパイ生地はできたものをご用意いただけているとのことで、まずは一安心。
生地は強力粉ベースで、たっぷりとバターを挟み込んだ生地。
実はこのパイ生地作りが難しく、バターが解けないように冷やした状態での作業は大変なのだそうです。
今回は生地に切り込みを入れて、形を作り、ジャムを乗せる。という工程を体験します。
不器用な私ですら流石にこの工程だけなら難なく出来ました。
ヨウルトルットゥは手裏剣?風車?みたいな形が定番。
この形は星の形で、クリスマスツリーのてっぺんにつける星に見立てた形です。
切り込みを中心に向かってたたんで、中心にジャムを乗せる。
(周りと見比べると、欲張りな私のヨウルトルットゥはジャム過多状態・・・)
後はオーブンに入れて、焼き上がりを待つだけ。
こちらはタリヤさんのお手本。星形以外にもいろんな形があるとより楽しそう。
焼き上がりまでの間に、タリヤさんにヨウルトルットゥについて聞いてみました。
クリスマスの時期には各家庭で作る事が多く、家庭で作るときは冷凍のパイシートを使うのが一般的だそうです。
上に乗せるジャム。これも各家庭や好みで異なり、プルーン、アプリコット、リンゴもおいしいのですが、一般的なジャムはオーブンで焦げてしまって色が変わってしまう場合があるので注意。
今回は使用したのはタリヤさんオススメの梅のジャム。オーブン対応のジャムで焦げにくいとのこと。
200℃~230℃に予熱したオーブンで10分前後焼くのですが、焼き色を見ながら調整してください。
焼き上がりを待つ間に、軽いお食事もいただきました。
(ワークショップに来たはずが、お話とお食事がメインのようになってしまいました)
自家製パン、サラダ、ゴボウのポタージュ、ミートボール、牛ほほ肉の煮込み。
どれを食べてもとても美味しかったです。
タリヤさんは明るくてチャーミング。聞いたことに一生懸命答えてくれます。
焼き上がりを待つ間も、会話や質問をしながら楽しく待つことが出来ました。
そうこうしているうちにヨウルトルットゥが焼き上がりました。
仕上げにパウダーシュガーを少々。
何だかいい感じの焼き上がりじゃないでしょうか?素敵なお皿のおかげかな?
目の前に置いた時から良い香り。
漂う甘い香り。我慢できないのですぐにいただいてしまいました。
外はパイのパリッとした食感、中はしっとり、もっちり。
バターの香りが口の中いっぱいに広がります。幸せ。
少し酸味のあるさっぱりした甘みのジャムが合い重なり、何個でも食べれるんじゃないかと錯覚してしまいそうでした。
最後にコーヒーをいただき、ワークショップは終了。
本来の目的が頭の片隅の方へ消えていきそうなほど、自分自身が楽しませていただきました。
最後にタリヤさんにフィンランドでのおいしいものは何?と質問をしました。
「私がオススメなのは、サーモンとシナモンロール。それとトナカイ!」
トナカイ......フィンランドはまだまだ奥が深そうです。
今回訪問した「Keitto Ruokala(ケイットルオカラ)」は北欧の人々の暮らしをヒントにおいしくてからだにやさしい食堂の味をゆったりと楽しめます。
定期的に開催しているワークショップの種類も多く、とても楽しそうです。
12月26日に一旦閉店し、2021年3月に大阪府大東市でスケールアップしてオープン予定です。
大阪府大阪市中央区平野町3丁目3-5-1F
℡ 06-6121-6871
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