オレゴン州ポートランドを拠点とするインディーフォーク・デュオ、Babehovenのデビューアルバム
インディーフォークの温かさにウィスパーなアンビエントポップは柔らかな印象ですが、聞き進めるなかでポップのなかにもどこか寂しく頼りなくも感じるところがあります。でもそこが人間誰しもが持つ、感情の揺れ動きの普遍的な感情がエッセンスとして取り込まれているようです。
楽曲はミニマル。シューゲイズのメロディが際立つ浮遊感。聞いていて心地いいアルバム。
中身より何より気になるのがジャケット。どのような意図なのか詳細は分かりませんが、シューゲイザーが60年代サイケデリックロックのリバイバルであるという一面が色濃く反映されているのかもしれません。
ジャケットデザインからあまり手に取らないタイプ。サイケの中は温かさと優しさに溢れています。
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